精密検査と治療開始【犬】②

精密検査へ（11月13日）

五日市の病院へ精密検査を受けに行ってきました。高速を使っても片道1時間以上かかります。車の中で初めは立って外を見ていたけど、途中で丸まってじっとしていました。

当日の様子は特に変わりなく普通。朝から何か食べたそうでしたが、検査で食べれないので我慢です。もう食べたいときに好きなだけ食べてもらいたい気持ちです。

着いてから少し時間があったので、近くをうろうろと散歩させました。いつもどおり歩いています。

検査は順調に進んだようです。おとなしくていい子だったと言われました。
がっちり固定されて検査を受けるしんちゃんを見てみたかったな。

かなり症状が進んでおり、ひどいみたいです。

CTの画像を見せてもらい、説明を受けました（うろ覚え、違うかもしれないです）。

造影剤を流すので、腫瘍は白く映るみたいですが、血管にも腫瘍ができていて、造影剤が腫瘍まで届かないので、白く映ってませんでした。なのではっきりとした腫瘍はよく分かりませんでしたが、お腹の半分ぐらいが腫瘍で占められているようでした。

肝臓がんではなく、腎臓のあたりが腫瘍になってる？みたいな。あと肺にも転移していると言われました。

静脈が腫瘍で詰まっているので、血液がうまく流れず、別の血管で補ってたみたいで（バイパス）その血管が太くなっているのは画像ではっきりと分かりました。あと肺にも点々と腫瘍がある画像も見ました。

余命的なものを聞いてみると、「分からないけど、このままでは年内持たないかもしれない」と言われました。

しんちゃんもその時一緒にいましたが、本当に普通だったので、信じられませんでした。

これからの治療についての話もありましたが、もうガンがかなり進行していて、肺にも転移しているということで、一般的なガン治療はもうできないとのことでした。

できない治療

ただそこでは光治療を行っているようで、その説明を受けて、また改めてその治療をするかを考えることになりました。週に2～3回の通院と、やはり治療費が掛かるみたいです。あとその治療を行っても、あまり効果がないこともあるようです。

あとはおすすめのサプリメントの説明を受けて帰宅。今回の検査で10万円ほどかかりました。
何組か治療に来た犬/猫と飼い主さんを見かけて（普通の動物病院みたいにたくさんはいなかったです）、みんながんばっているんだなって。

帰りにガソリンスタンドへ寄ったのですが、しんちゃんは人に向かってワンワンと吠えてました‥吠えるのはよくないのに。というか、あんなに大きな腫瘍があるのにどこにこんな吠える力があるのかと、全然元気じゃん。なんて思っていました。

家に帰って、家族に話しました。
ガンはかなり進行していること、一般的な治療はもうできないこと、別の治療はあるけど、確実な効果があるかはやってみないと分からないし、お金がかかり、頻繁な通院が必要になること。

ペット保険は保険料上がるし、これまでに必要とすることがなかったので去年解約したそうで、運が悪かったです。

こんなに普通なのにね、治療を受けるか否かはちょっと家族でうーん‥となりましたが、母の中ではやるしかないと決まっていたみたいで、その日に病院へ治療を受けると電話していました（治療に必要な薬の取り寄せに1週間ほどかかると言われてたので早めにと）。

しんちゃんの治療が数日後に始まりました。

（曖昧、合ってるか分からないです）薬を体に流し込んで、光を当てることにより腫瘍に効いて小さくしていくという治療です。1カ月に1回薬を入れて、週2～3回光を当てていきます。母は週3で連れて行ってました。

それを1クールとして、3～4クール後に再度検査をします。検査結果で

検査結果

を判断して、今後の治療方針を決めていくようです。

母が病院まで連れていきます。片道1時間以上かかり、治療の時間もあるので、帰りは遅くなります。治療の間は「LECT」で時間をつぶしてるみたいです。ただお金もあまり使えないし、週3で通っているとすぐ飽きるようで。

光を当てるのはポカポカして、しんちゃんは気持ちよさそうにまったりとしているらしいと、病院の人が教えてくれたみたいです。気持ちよさそうでよかったです。

治療を開始したものの、すぐに効果があるわけではありません。しんちゃんはどんどん体調が悪くなっているように見えました。家ではぐったり、相変わらず食欲はありません。

でも、治療はしているし、これから少しずつ良くなっていくのだろうと思っていました。「このままだと年内持たないかもしれない」と言われていましたが、治療も開始したし、あと少なくとも1年以上は普通に生きててくれる、そしたらお金が結構かかるな‥（ひどい）なんて考えてました。