しんちゃんと宅配便とミニミニシュナと

静かになった

しんちゃんが亡くなってから、静かになりました。吠える声はもちろん、足音もなくなって、リビングのトイレや寝床もなくなったので、一気にがらんとした感じになりました。

散歩がないのはかなり楽だと、いつも散歩に行く母が言っていました。これから寒くなっていく中、毎日散歩に行ってたのが信じられないです。雪が降ってても行ってたからなあ。あとトイレの始末やご飯の準備もなくなりました。

犬を飼ってたのが信じられないくらいに元の生活に戻ったというか。

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しんちゃん①

 

 

誰かが来ると吠えまくっていた

しんちゃんは、宅配便がやってきて、それに気づいたらほぼ100%吠えてました。あと、電話がなったら「アオーン、アオーーン、オウっ、アオオーーン」と遠吠えします。

宅配便に限らず、近所の人が来たり、自転車や自動車が通ったりしただけで吠えます。しんちゃんが吠えて、誰かが来たことが分かります。

たまに急に吠えて「誰か来たのかな」と思ったら、誰も来てなかったこともありましたが、あれは何で吠えてたのかな。

吠え方が尋常ではなく、例えば2階でまったりしている時でも素早く駆け下りて「ワン!!ワンワン!!」と宅配の方が帰るまでずっと吠えていました。

宅配の方を家に入れないようにしてるのか、玄関を出てとびかかりそうな勢いなので、出る時は気を付けなければいけませんでした。立派な番犬ですが、かなりうるさいので申し訳ないと思っていました。特に犬が苦手な人は、すごく怖かったと思います。

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しんちゃん②

 

亡くなってから

しんちゃんが亡くなる前から、1名(たぶん同じ人、クロネコヤマトの眼鏡さん)たまーに「いつも元気ですね」「今日は(犬が)いないんですね」とか声をかけてくださる宅配便の方がいました。

しんちゃんが亡くなってからは、当然吠える声を聞くこともなく静かです。

 

やり取り①

12月の初めに、おそらくその同じ宅配便の方がやってきて

「犬はいないんですか?」と聞かれました。

私:「死んじゃったんです、病気で」

宅配便の方:「あんなに元気だったのに」

私:「うるさくてすみませんでした」

宅配便の方:「いつも元気をもらってました」

本当に!?なんてかなり疑いましたが、なんか泣けてしまいました。

(体調が悪くなってても、どこにそんな力があるのか不思議なくらい、いつも通り吠えていました。番犬として立派すぎます。)

 

やり取り②

また違う日、今度は母が出て

宅配便の方:「犬がいなくなって寂しいですね」

母:「はい」

宅配便の方:「また飼うんですか?」

母:「まだ分からないんですけど‥」

宅配便の方:「楽しみにしてますね」

と言われたらしいです。配送していると、ここの家の犬はいつもめっちゃ吠えるなーとか、最近全然吠えてないけどどうしたのかな、とか気になる人は気になるんですかね。

そういう人がいてくれてたんだなと思うと、すごくうれしいです。

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しんちゃん③

 

次はどうする?

ペットが亡くなったら、次のペットを新たに迎え入れたり、別れが寂しいからもうペットはもうペットは飼わないように決める人もいたり。どっちの気持ちも分かる気がしました。

とりあえず、寒くなる時期はもう止めて、今すぐではないけど、またいつか飼うかもしれないといった感じでした。

 

ペットショップで

ソレイユにあるペットショップへ母と行ったとき、しんちゃんと同じミニチュアシュナウザーがいました。そのシュナをすごく見ていたのか、店員さんが「抱いてみますか」と出してくれました。

人懐っこく、尻尾はフリフリ、小さくてとてもかわいい。同じ犬種だけど、しんちゃんとはちょっと違う感じ。

店員さんに、今犬を飼っているのかなど聞かれて、最近シュナを病気で亡くなってしまってとか話してしまって、重い客になってしまったのが申し訳なかったです。

その子を抱きながら「やっぱりまたシュナがいいねー」なんて話しました。